メシエマラソンとは、彗星捜索家として活躍したフランスのシャルル・メシエ(1730〜1817)が作成した星雲星団カタログ(合計:110個)を一晩で、すべて見ようというイベントです。通常、20cm以上の口径の望遠鏡か、ドブソニアンと呼ばれる大型の望遠鏡を使って捜天し(望遠鏡を動かして、対象を探す事)、目的の星雲・星団を導入(視野に入れること)します。自己申告で、このメシエ天体をいくつ見たかと言う事で、見た数を競い合うイベントです。しかし、自己申告なので、本当に見たかどうかは、本人以外に知る由もありません。
ほんじゃあ、最新のテクノロジーを使って1晩で撮影してやろうじゃねえかぁ〜と言うことで、やってみました。
機材は、超小型のフローライト6cm 高級屈折望遠鏡 + 安物 冷却CCDカメラ(ST-7ME)。露出時間は、90秒。導入は、EM200 Temma PC jr.の自動導入におまかせ。そんな機材で全メシエ天体を導入&ゲッツしようと・・・
※しかし、、、、某天文台の駐車場についたのが、20:00を過ぎていました(汗;
急いで、セットアップして、20:30頃から撮影開始! PCのプラネタリウムソフトのThe Sky を見ると、
既に、M74, M77, M33, M31, M32, M110, M52は、既に地平線の下に沈んじゃってる…
そして、更に地平線の低い所に雲が出ている。Σ(゚д゚lll)ガーン。
そんな訳で、最初の10個は、あきらめ、M45(プレアデス星団)からスタートした。